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BREITLING ×
International Coastal Cleanup

ブライトリングも日本のICC(国際海岸クリーンナップ)に参加しました!

BREITLING JAPAN のWebやemail マガジンにて参加者を募集した
『BREITLING × International Coastal Cleanup(ICC)』。
9月28日に千葉県館山市「沖ノ島」、10月26日に福岡県糸島市「姉子の浜」にて、当日の天候にも恵まれるなか、
多くのブライトリングメンバーのご参加を頂き、無事に開催されました。その結果をご報告いたします。

2か所で45ℓのポリ袋51袋、2156点のゴミを回収!

ブライトリングは昨年3月、オーシャン・コンサーバンシー(以下OC)とのパートナーシップを発表しました。OCとは1972年にアメリカで設立された自然保護団体で、とくに海洋保全活動に注力しているNGOです。OCが地球規模で推進している活動が「国際海岸クリーンナップ(ICC)キャンペーン」で、海岸や海中、海につながる水辺の清掃活動を実施しています。この活動がユニークなのは、ゴミを集めることだけに留まらず、それを45品目に分類し、データカードに記入すること。このデータを世界から集め、分析することにより、地球のゴミ問題を解析することを目的としています。またICCは世界で9月~10月に実施されますが、同時期に開催することで世界のゴミを定点観測しているのです。今回のイベントが9月と10月に開催されたのも、こんな理由がありました。

ICCの日本におけるナショナルコーディネーターである一般社団法人JEANの指導と協力のもと、沖ノ島と姉子の浜でのICCが実施されました。現地ではクリーンアップを前に、自分がきれいにする海を知るためのレクチャーを受けました。

たとえば沖ノ島は黒潮(暖流)の影響を受けることから温かい海に生息する生き物が多く見られ、またサンゴの生育の最北端となっています。一方、姉子の浜は九州でも珍しい“鳴き砂海岸”で、夕日の美しさでも知られています。砂がきれいでなければ、鳴くことはありません。こうした特性を知ることで海岸はグッと身近になり、「もっときれいにしよう!」という気持ちを後押ししてくれます。

今回、沖ノ島には52人、姉子の浜には80人が参加。

ともにクリーンナップは1時間ほどでしたが、その後、みんなでゴミを分類し、カウントします。ゴミを俯瞰し、ひとつずつ手にすることで、「なんでこんなものがあるの?」という疑問や「ビニール袋が多い」「小さくなりすぎて回収できない」といった感想を持ち始めます。この気持ちの動きが海洋ゴミへの関心となり、海洋保全活動へとつながっていきます。ICCはこうした気持ちを啓蒙する役割も担っているのです。

沖ノ島では45ℓのポリ袋6袋、536点のゴミと廃タイヤやイスなどを回収。また姉子の浜では45ℓのポリ袋45袋、1620点のゴミと漁網やブイなどが集められ、一時的なことかもしれないものの海岸がスッキリしたようにも見えました。

実は沖ノ島は台風15号の、姉子の浜は台風20号の影響で、大量の流木が散乱するなど、いつもとは違った様子でした。これら流木がどこからやってきたのかを考えれば、今回の台風被害により、災害ゴミが海に流出したことも容易に想像できます。逆に海外からも同じように流れ着くやもしれません。いま、世界各地で異常気象という単語が聞かれますが、その多くが海に起因します。海を守ることは私たちを守ること――そんな思いを抱かせるICCとなりました。来年も『BREITLING × ICC』の開催を予定しています。是非、奮ってご参加ください。